トモエヤ靴店 |
履きやすくて愛着のある靴を
夏場にずっと履いていたので、
底がすり減りすぎて縫い付けていた糸まですり切れて
ぱっくり開いてしまった。
こんな状態で直せるのか聞いてみようと、
吉原三丁目にある「トモエヤ靴(鞄修理)店」さんへ行った。
店のシャッターは下ろされていて、
「閉店のお知らせ」の紙が貼られていた。
「高齢のため60年続けてきた店をやめた」と書いてある。
その横には「お客様へ」という貼り紙もあった。
「店主は中にいるので声を掛けてくれれば対応する」とのこと。
カウンターのところだけ灯りをつけて店主が座っていた。
「ズルズルとやってきたが、去年の暮れにけじめをつけた」そうだ。
ところが、
「相変わらず壊れた鞄やすり減った靴を持ってくる人がいるので、
材料がある限り対応している」という。
私の靴も見てくれて、
「いい靴だからもったいないよ」と預かってくれた。
後日、「直りました」と電話をいただいて、店に行った。
キレイに直った靴を渡された。
久々に、本当にありがたいと思った。
くどいが、たいして高価ではないけれど、
愛着があって履きつぶした靴を直してくれた。
しかも、もう店を閉めたというのに、
修理代のおつりを渡す手が本当にしわくちゃで、
それも、小刻みに振れながら。
これが、その作品です。
愛着を持って、長く使い続けるということ。
大事なもの。
大切にしたいもの。
純粋な気持ちを
フジモクの家づくりと家守りに込めていきたいと思った。
トモエヤ靴店は、マルウチさんの西側にありますが、
宣伝すると店主は困るだろうなぁ・・・
長期優良住宅先導事業が進行中!
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