LLP「AOP」さんと、段ボール製簡易ベット「癒倉(ゆくら)」を開発 |
フジモクの紙器部門が、LLP「AOP」さんと連携して、避難所向けの段ボール製間仕切り簡易ベット「癒倉(ゆくら)」を開発しました。
きっかけは、一昨年7月に起きた新潟県の中越沖地震。
被災地のボランティア経験者から、「避難所生活のストレス軽減、プライバシー確保のために、紙製品を使ってなにかできないか」という相談を受けたLLP「AOP」のメンバーが試作を続ける中、フジモクが協力して製品化にこぎ着けました。
この「癒倉」が、4/24~25、ツインメッセ静岡で開催される「第1回震災対策技術展/自然災害対策技術展」静岡に出展されます。
・・・で、AOPさんの『LLP=有限責任事業組合』、初めて知りました。
2000年に英国で創設されたもので、この方式で会計事務所、デザイン事務所、ソフト会社などができているそうで、日本でもこの制度を参考にして、2005年8月に経済産業省が創設。
参加する組合員が個性や能力を発揮しながら共同事業を行うことができる新しい形態で、仕事を持ちながらも、新たな挑戦ができる手法。
専門技術を持つ人と共に、ベンチャーや中小企業と大企業の連携、共同開発、産学連携など、産業振興が狙いだそうです。
フジモクも、これと一体となって進めていきますので、今後の展開に注目してくださいネ。
「富士ニュース」の記事と「第1回震災対策技術展/自然災害対策技術展」静岡のリーフレット
簡易ベットの大きさは、長さ2m、巾80cmで、ほぼ畳1畳分。
周囲の視線を遮るように、左右と後方に間仕切りがついていて、背もたれになる後方部分は高さ1mで視界を遮り、左右の間仕切りをなだらかに下げて圧迫感を和らげています。
組み立て式で、床下に貴重品や身の回りのものが入れられる収納スペースを設けるなどの工夫も・・・。
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