県産材の家づくり研修会 |
「静岡県住宅振興協議会」と共に「しずおか優良木材認証審査会」が協力していることから、「しずおか優良木材・協力店」であるフジモクにも案内が来たので、
久々に、「しずおか優良木材の家支援制度」に2件同時に当選したし、勉強と情報収集を兼ねて参加してきました。
ひとつめ、「木質内・外装への地域材の利用」と題して、「チルチンびと」編集顧問の植久哲男氏から、使う場所による木の種類、林産地での木材の製品化の様子、実例、地域材を使うための技法など紹介されましたが、実例の写真を見せられると、実際の建物を観に行きたくなりますね、歴史的物件だと特に(笑)。
植久氏の講演。
映っている最後列の女性は、しずおかMOKUネットのメンバーでもある自由工房の鍋田さんでした。急遽、休憩時間に、10/25開催予定のしずおかMOKUネット定例会について打ち合わせ・・・。
1982年、現代計画研究所の「下石神井の家」。
民家型構法の第一号。
当時、大壁の家が大勢を占めていた中で、真壁を基本として、木軸を現わして、漆喰とムク板を使う家の再考という面があったそう・・・。
1984年、現代計画研究所の「晴海・国産材ハウス」。
林野庁が発注した、国産材再出発の第一号。
山と家づくりが繋がり、木構造も整理された全体のシステムとして提案された。
ふたつめ、「高品質住宅における乾燥剤の重要性」と題して、岡山県木材加工技術センター専門研究員の河崎弥生氏から、木材を乾燥する意義(メリット)や基礎知識、乾燥方法(品質管理)、現状と今後の展開と、盛りだくさん。
基礎知識も改めて確認すると共に、樹種による乾燥の難しさや様々な乾燥方法とそのメリット・デメリットをわかりやすく教えていただきましたが、知れば知るほど新たな疑問がわいてきて、知識欲は尽きない・・・。
三内丸山遺跡はクリ、登呂遺跡はスギ、吉野ヶ里遺跡はヒノキが主流だったようです。
ご存じの法隆寺。
この後、「伊勢神宮・式年遷宮」に使われる材料の乾燥方法が紹介されました(丸太の状態で数年間水中貯木するんだと・・・)。
含水率のわかりやすい説明。
含水率を正確に説明出来る人は意外と少ないかも・・・。
お施主様にわかりやすく説明するための材料をいくつか手に入れました。
さぁ~、なんでも聞いてください(笑)。
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