しずおか木造塾~杉平角材のJAS認定、木造ドミノ |
木造ドミノ住宅を開発した、相羽建設株式会社の迎川常務さんの講義、
しかも標準化と現場管理の徹底で「高品質低価格な住宅」を実現した事例を聞けるとあって、青山部長代理、樋口設計士、篠原監督の3名も特別参加させてもらった。
これも、井の中の蛙にならず、外の良い刺激を受けて、「フジモクの家づくり」の改善につなげようという思い。
で、まずは(株)山長商店(和歌山県田辺市)榎本常務さんの講義「木材品質管理」は、非常に難しい杉の乾燥を、「高温蒸気式減圧乾燥」で白太の乾燥焼け(変色)が少なく、表面と内部の割れともに減少させたということで、
以前、同じような乾燥機を(宮崎県都城市)の木脇産業さんなどで見た記憶がある。
九州の場合は、電柱や船舶用材に植林されたものを需要の変化で、建築材として出すために相当な乾燥技術を磨いていて、私が見たところは、2種類の乾燥機(減圧と蒸気式)に入れていた。
飫肥杉や日田杉などブランもあるが、印象としてはやはり年輪巾の広い柔らかい杉だった。
それに比べて「紀州杉」は、建築用材として育成された杉(天竜、大井川流域杉に近いと思われる)。
それを、JAS認定取得によって、ヤング係数(曲げ強度)が担保されるので、今、フジモクの家で全棟行っている「構造計算(許容応力度)」の木材強度設定で非常に有利になる。
いわゆる「見える化」の有利さも再認識できた。
県産杉でも対応してほしいところではあるが、含水率、ヤング係数の全数表示している「しずおか優良木材」とJAS認定の位置づけも確認していきたいところ。
そして、「木造ドミノ住宅~住宅の現場管理の徹底で高品質低価格な住宅の普及」。
去年のしずおか木造塾~「木造ドミノ住宅」以来、2回目の講義。
フジモクでも、青山部長代理を中心に、ようやく「標準化」に取り組んでいるところ。
この手法を勉強するためにと、
駿河工房(株)の今井社長と「しずおかMOKUネット」で一緒にやりましょうか・・・、なんて話を懇親会のかなりアルコールの入ったところで、迎川さんにさせていただいた。
なので、フジモクとしても「しずおか訛りのドミノ」・・・やります宣言(笑)。
これからまず、パッシブ(ソーラー、地熱など)の手法も探っていかないと。
この動きは、決してアルコールの勢いではない(キッパリ)、ですよね? -> 今井社長(笑)。
あっ、フジモクスタッフのコンセンサスが先だ(^_^;。
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